お知らせ2020.01.24
本校福祉クラスの3年生が2年間に及んだ福祉に関する学びの集大成として、盲導犬の役割や手話についての学習に取り組みました。
まず、1月17日(金)に『生活支援技術』の授業の一環として、日本盲導犬協会・富士ハーネスから2名の講師と盲導犬2頭を招いて、盲導犬の一生やその役割、盲導犬との生活の様子に関する講演をしていただいました。
盲導犬の一生ということで、パピーウォーカーとの生活、訓練センターでの基本訓練の様子、ユーザーさんとの1ヶ月間に及ぶ共同訓練の様子などを紹介していただいた後、
盲導犬の役割として「曲がり角を教える」「障害物をよける」「段差を教える」の3つがあることを実演も交えて、説明していただきました。
盲導犬は目の見えないあるいは見えにくいユーザーさんに対して、進めるところと進めないところを教えてくれるという点で有能である一方、道案内をしたり信号を確認したりできるわけではなく、盲導犬の仕事は限られたものであることを教えていただきました。
最後に、代表の生徒たちが白杖歩行と、手引き歩行、盲導犬との歩行をそれぞれ体験しました。
また、1月24日(金)には、山梨県聴覚障害者協会から講師を招いて、聴覚障害者の日常生活の様子、様々なコミュニケーション方法などについてお話しいただいた後、
日常生活ですぐ使えるあいさつについての手話や、生徒それぞれの名前の手話をみんなで学びました。
こうした授業を通じて、学んだことや感じたことを、これからの学校生活はもちろん、高校卒業後に進学・就職した先でも活かしていってほしいと思います。