学校行事2019.01.18
1月18日(金)、福祉クラス3年生が『生活支援技術』の授業の一環として、日本盲導犬協会から池田さんとPR犬のナッピー、甲府市内で盲導犬ユーザーとして20年近く生活されている吉川さんと3頭目のパートナーになるシュガーの2名と2頭を招いて、盲導犬の一生やその役割、盲導犬との生活の様子などを学びました。
まず、盲導犬の一生ということで、パピーウォーカーとの生活、訓練センターでの基本訓練の様子、ユーザーさんとの1ヶ月間に及ぶ共同訓練の様子などを池田さんに紹介していただきました。
その後、盲導犬の役割として「曲がり角を教える」「障害物をよける」「段差を教える」の3つがあることを実演も交えて、説明していただきました。盲導犬は目の見えないあるいは見えにくいユーザーさんに対して、進めるところと進めないところを教えてくれるという点で有能である一方、道案内をしたり信号を確認したりできるわけではなく、盲導犬の仕事は限られたものであることを教えていただきました。
続いて、20年近く盲導犬との生活を続ける吉川さんから、盲導犬との日々についてお話ししていただきました。盲導犬をもったことでいつでも出かけたい時に出かけることができるようになったこと、盲導犬といっても犬によって性格も歩き方もちがうこと、犬の食事や排泄の世話・体調管理はそれなりに大変なことなど、長年の経験をもとにした貴重な当事者の声を聞かせてもらいました。
最後に、本校生徒が盲導犬との歩行を体験しました。体験した生徒からは「アイマスクをつけた時には不安を感じたが、盲導犬とともに歩き出すとその不安がすーっと消えて、盲導犬のすごさを実感することができた」との感想が聞かれました。
今日の授業で学んだことや感じたことを、これからの学校生活はもちろん、高校卒業後に進学・就職した先でも活かしていってほしいと思います。