学校行事2025.09.25
9月25日(木)、生徒の教養を深めることを目的に毎年行っている「教養講座」がYCC県民文化ホール・大ホールで行われました。
今年は重要無形文化財保持者である三宅右近さんを中心とした和泉流狂言会である「三宅狂言会」さんを招いて、笑いの世界無形文化遺産である狂言を鑑賞しました。
生徒たちがより身近に狂言の世界を感じられるように、まずは袴狂言「盆山」を題材に、狂言解説が行われました。
狂言の舞台は、とてもシンプルで背景に松の木があり、横に橋がかりと呼ばれる廊下、そして舞台裏へ続く揚幕(あげまく)というこれだけの舞台設定から、さまざまなドラマが繰り広げられていることや、戸を開ける音などの音響効果もすべて演者の発生に表現されていることなどが紹介されました。
その後、本校3年生の代表生徒たちが登壇し、狂言の世界に触れるための「狂言ワークショップ」が開かれました。
狂言の特徴でもある、舞台上での歩き方やセリフ回しについて、指導を受けながら実際に体験しました。
最後に、狂言「棒縛」を鑑賞。
鑑賞中、会場からは笑い声がもれるなど、庶民の生活を力強く表現した喜劇として長年楽しまれてきた狂言の世界を生徒たちも楽しんでいました。