学校行事2025.02.28
2月28日(金)、令和6年度卒業証書授与式が挙行され、139名の卒業生が、3年間通ったこの学び舎から巣立っていきました。
この日卒業したのは、令和4年に入学した甲斐清和高等学校14回生。
体育館で行われた式では、まず、各科・コースごとの代表に、伊藤祐寛校長より卒業証書が授与されました。
音楽科
普通科進学コース
普通科総合コース
普通科人間文化コース
ならびに、皆勤賞・精勤賞の授与も行われました。
伊藤祐寛理事長・校長からの式辞では、これからの人生で大切にしてほしいこととして、「志を高くもつこと」「感謝の気持ちを忘れないこと」「挑戦することを恐れるな」「夢を持ち、追いかける」の4点を挙げ、「皆さんの未来が希望に満ちあふれたものになることを願っている」とエールを送りました。
来賓である望月みどり同窓会会長からは、「楽しいことばかりではなかった高校生活の支えとなった仲間や先生、保護者からの助言や支えを忘れることなく、さまざまな経験の中で培ったものを自信に変えて、しっかり前を向き、力強く社会に踏み出していってください」と、晴れて同窓会の一員となる卒業生にお祝いの言葉をいただきました。
廣瀬早苗PTA会長からは「2000年のシドニーオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんの『何も咲かない冬の日は下へ下へと根を伸ばせ」という言葉を引き合いに、どんな花にも根があり、大きな花を咲かすものほど、土の中に立派な根を張っている。根を張るとはあきらめず、努力を続けることであり、私たちの人生そのものだと思う。甲斐清和高校でがんばった、やり遂げたという事実を胸に、これからの人生でも大いに輝いていってほしい」と、これからに向けた温かいお言葉をいただきました。
在校生の代表として、生徒会長の今村心美さん(2年)が送辞を読み上げ、「先輩方の大きな背中から、主体的かつ積極的に動くことの大切さを学びました。また『成功させたいのなら、自分で道を切り開いていかないといけないんだよ』という言葉が、それまでちょっと甘えていた自分を目覚めさせてくれました。アフターコロナの時代に入っても雪中梅花の精神で自らの道を開き続けてきた先輩方は、社会に出てからも誠実勤勉の精神を忘れることなく、それぞれの道を突き進んでいくことでしょう。先輩が築いてきた伝統と思いをしっかりと受け取り、これからもさらに母校が発展していくよう努力していきます」と、3年生に感謝の気持ちを伝えました。
それに対して、卒業生代表として松橋まるるさんが登壇し、答辞として「一緒に切磋琢磨し、喜び合える仲間がいることの幸せ、やりたいことをやったらいいといつも応援してくれた家族や何かと手のかかる私たちを叱咤激励しながら導いてくれた先生方への感謝はいつまでも忘れない。このメンバーとしか送ることのできなかった一瞬一瞬、学校に行けばみんなに会えることが何よりの楽しみであり、心の底から『みんなに出会えてよかった、甲斐清和高校を選んでよかった』と思える3年間でした。高校生活を通じて本当にさまざまなことを経験し、どんなことにも挑戦してみること、どんな時にも楽しもうとすることの大切さを学ぶことができました。これからも困難にぶつかることがあると思うけど、仲間と過ごした日々を思い出しながら、一生懸命、自分の道を作っていきたいと思います」と、高校生活を支えてくれた多くの人たちへの感謝とこれからに向けた決意を語りました。
その後、卒業生の「仰げば尊し」に続いて、在校生を代表して式に出席した2年生がお世話になった先輩たちに「蛍の光」を送りました。
卒業式後は、各クラスで「最後のホームルーム」が行われ、1人ひとりに卒業証書が手渡されました。
先生方からこれから社会に飛び出していく生徒たちに厳しくも温かいメッセージが送られました。本当に色々なことがあった3年間を振り返りながら、恩師や級友との別れを惜しんで涙する生徒がいたり、新たなステージに羽ばたいていくにあたり希望に満ち溢れた表情を浮かべる生徒がいたり、それぞれの生徒がさまざまな思いをもって、本校での「最後のとき」を過ごしていました。
3年間の長きにわたり、子どもたちを温かく見守り、支えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。本当に、ご卒業おめでとうございます。これまでの本校の教育活動へのご理解・ご協力に改めて感謝申し上げます。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、本当におめでとうございます!