学校行事2022.03.05
3月5日(土)、令和3年度卒業証書授与式が挙行され、163名の卒業生が、3年間通ったこの学び舎から飛び立っていきました。
この日卒業したのは、平成最後の年に入学した甲斐清和高等学校11回生。保護者の皆様に向けてライブ配信も行っての式となりました。
体育館で行われた式では、まず、各科・コースごとの代表に、伊藤祐寛校長より卒業証書が授与されました。
音楽科
普通科進学コース
普通科総合コース
普通科人間文化コース
ならびに、皆勤賞の授与も行われました。
伊藤祐寛理事長・校長先生からの式辞では、これからに向けて「他者と積極的に交流し、認め合える寛容さを持つこと」「物を大切にすること」「自信を持つこと」の3つを大切にしてほしいと話し、「自らを変えたいと思えば変えられる、その努力を惜しんではならない。常に前向きに、一歩ずつ夢に向かっていってください」とエールを送りました。
来賓である望月みどり同窓会長からは「『未来を夢みて今を生きる』という言葉を、それぞれ志す道に巣立っていく皆さんへのメッセージとして送ります」と、晴れて同窓会の一員となる卒業生にお祝いの言葉をいただきました。
金丸隆PTA会長からは、「これから壁にぶつかることもあるでしょうが、3年間のかけがえのない経験と絆を胸に力強く乗り越えていってほしい」と祝辞をいただきました。
在校生の代表として、米山世音さん(2年)が送辞を読み上げ、「予想もつかない状況の中でも、その時できる全力を尽くせば、必ず成し遂げられることがあるということを、先輩たちから確かに教えてもらいました」と、3年生に感謝の気持ちを伝えました。
それに対して、卒業生代表として渡辺武紘さんが登壇し、答辞として仲間たち、先生たちへの感謝の思いを述べた上で、「甲斐清和で、自分は変わることができた。どんな状況においても自分にも他者にも真摯に向き合えた、ここでのの出会いを誇りに邁進していきます」と、これからに向けての決意を語りました。
本年度の卒業生は、新型コロナウイルスと共に歩む高校生活となってしまいました。1年生の締めくくりとなる時期に突然の休校、2年生は休校からの分散登校から始まり、修学旅行は延期から中止に。思い描いていたのとは、全く違った3年間になってしまったかと思います。しかし、そんな中だからこそ、当たり前だと思っていたことの大切さや、困難な中だからこそ生まれる創意工夫など、例年にはない気づきを経験にして成長できたのが、今年の3年生であったように思います。この3年間で得たことを胸に、きっと、大きく羽ばたいていってくれると思っていますし、同時に心からそう願っています。
最後になりましたが、3年間の長きにわたり、子どもたちを温かく見守り、支えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。本当に、ご卒業おめでとうございます。これまでの本校の教育活動へのご理解・ご協力に改めて感謝申し上げます。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、本当におめでとうございます!